戦争により手入れが出来なくなる事を見越し
錆防止のため漆を塗られた「村正・正重」が新天皇陛下が御即位に合わせて特別に公開されました。
太刀や短刀を見てきたので会場の様子などをレポート出来たらと思います。
すごい人だった!人人人!!!
もくじ
クリックするとその場所まで飛ぶよ♪
今回の舞台は村正が住んでいたと言われる三重県桑名市。
水が豊かなこの地で村正は刀を作っていました。
まず、会場である桑名宗社(春日神社)へ到着しましたがすごい人でした!
年齢も様々で小学生ぐらいの子や年配の方も多く見えました。
講演のある11時を目指して会場へ到着しましたが、大好評につき前倒しで解説が行われていたみたいです。
会場の外では行列が出来ており、解説が終わるまでは外で待機しておりました。
3日目の最終日は初日を上回るような沢山の人が…!
ナンバープレートを見ると県外からも来ている方や、地元でニュースを見てきた方も多く見えました。
境内で入場の列が折り返し、入り口より最後尾が伸びていました、村正効果!
御朱印を書いてくださる方も宮司さんの他に、女性の方が増えていました。
村正の短刀2振がお出迎え(撮影可)
中に入ると、村正の短刀がお出迎えをしてくれました。
今回のイベントではこちらの短刀(目録5、6)のみ撮影が可能でした。
360度、横から後ろから前から様々な角度から短刀を見ることができました。
下の短刀に注目していただくと分かりやすいと思いますが
大きくうねる波の形(のたれ)を見て、とても村正みを感じました(笑)
正重の漆を脱いだ太刀、塗られたままの太刀
千子派としられている正重の「漆を脱いだ太刀(目録3)」と「漆の塗られたままの太刀(目録4)」は並んで同じショーケース内に展示されていました。
写真撮影は禁止だったので写真はないよっ!
入り口の短刀ショーケースとは違い、低い位置のショーケースなのでしゃがんで360度間近で見ることも…!
解説してくださる方に太刀を前にして質問出来る貴重な体験でした。
正重と同じ千子派(正真)のものに、桑名初代城主 本多忠勝の「蜻蛉切」が存在しますがこちらも千子派として有名な作品です。
下の写真は岡崎市美術博物館で行われていた「名刀は語る」で撮影した本物の蜻蛉切です。
千子派も桑名と深い関わりがあるね~!
今回の目玉、初めてお披露目された村正作の太刀
今回のイベントで初めてお披露目された
勢州桑名郡益田庄藤原朝巨村正作の太刀(目録1)ショーケースも人だかりがすごかったです!
こちらも撮影は禁止!
自分の目で素晴らしい太刀を焼き付けてきて☆
刀に「春日大明神」と彫ってあり「春日神社(桑名宗社)へ奉納するもの」として作られたものという事が分かるみたいです。
さらに茎(なかご)に住所のようなものが掘ってあり「村正が桑名に住んでいた証拠」と解説して頂きました。
下の段、拵(こしらえ)の中に入っている太刀も漆を塗られたままみたいです。
限定御朱印と特別御守
今回のイベントでの特別な御朱印は3種類、御守は2種類販売されていました。
漆を脱いだ太刀と塗られたままの太刀をモチーフにした御守で
そのままお財布にも入れる事ができ、いつでも守られている感じがします。
限定のものは刀をイメージしたものでカッコいい!
刀の御守ってより強力な感じするな!
今回の特別公開イベントの詳細
御大典記念事業「村正」特別公開
日程:2019年10月20日(日)~22日(火)までの3日間
時間:9時~16時
場所:三重県桑名市本町46番地 桑名宗社(春日神社)の春日神社会館
駐車場の数には限りがあるので交通機関で行かれる事をおススメします。
イベントのホームページ
http://www.kuwanasousha.org/archives/2208
限定御朱印スタンプ
春日神社さんのご厚意でスタンプを置いていただいてます。
必ずお参りをしてからお立ち寄りください。
ウチは書いていただいた御朱印に押してみたでヾ(≧▽≦)ノ
最後に
「地元なのに村正が桑名なのを知らなかった。今回の春日さんのイベントで知る事が出来てよかった!」という声が会場にいる時に聞こえました。
まだまだ知らない方は多く存在していると思いますが、逆に今回知ってもらえた方も多くみえると思います。
少しずつでも地元桑名の方に広まり、もっと村正の存在を桑名をあげて大切にしていきたいです。
村正でもっと桑名が元気になりますよーにっ(*´з`)♪
参考リンク
・御大典記念事業「村正」特別公開|桑名宗社
・三重県教育委員会「刀 銘正重」